按針亭
詩吟への誘い
新設 : 2012-07-11
更新 : 2016-03-18
詩吟資料室
調息(呼吸法)

本ページは、2012年4月、 (公社)日本詩吟学院が所属会員に配付した 「吟道奥義抄」のうち
「調息(呼吸法)」の項を、按針亭管理人が箇条書的に要約・整理し、若干の注を加えたもので
文責は按針亭管理人にあります。
(公社)日本詩吟学院のWebサイトから、「吟道奥義抄」を 繰り返しご覧下さい。


自然呼吸
①健康な赤ちゃんは、眠っているとき、静かな腹式呼吸をしている。
②これを、自然呼吸という。
  
調息は意識呼吸
①「調息」は、意識的な呼吸である。
②「意識呼吸」には、胸式呼吸と腹式呼吸がある。
③「調息」は、腹式で行う。
  
腹式呼吸
①腹式呼吸は、横隔膜を上下に動かすことによって行う。
②横隔膜を上下に動かすには、下腹部を膨らませたり、凹ませたりすればよい。
  
腹式呼吸の修得法
①仰向けに寝て、両膝を立てる。
②両手のひらを下腹部に当て、ゆっくり息を吐きながら、下腹部を凹ませる。
③このとき、両手に力を入れて下腹部を圧迫する。
④次に、やや早く息を吸いながら、下腹部を膨らませ、同時に両手の力を弛める。
⑤これらの方法を、上腹部が硬くならないよう注意しながら行い、コツを会得する。
⑥いずれにしても、初めから無理な力を入れないことが大切。
  
出息長と入息短
①呼吸の最大のコツは、「出る息は長く、入る息は短く」である。
②つまり、「出息長」と「入息短」である。
  
丹田腹式呼吸
①息を吸うときは、早く、深く、臍下丹田[せいかたんでん](※)に入れ、
②息を吐くときは、ゆっくりと、上手に腹圧をかけながら、
③線香の煙のように、静かに、そろそろと出す。
④馴れてくれば、吐く息は、腹圧のかけ方で、強くも弱くも出せるようになる。
⑤これに声を合わせれば、一瞬にして、強く出す時は、気合いの声と同じであり、
⑥適度な強さを出せば、詩吟の余韻と同じになる。
⑦これが、即ち、「丹田腹式呼吸」である。
(※)臍下丹田は、臍下三寸(9㎝)辺り体内にある人体の重心で、特定臓器ではない
呼いてから吸う
①「呼吸」とは、読んで字のごとく、「呼いてから吸う」こと。
②ほとんどの人は、深呼吸といえば、必ず深く吸って呼くのが常です。
  
詩吟の呼吸
漏気充実
息をためる
①詩吟の呼吸は、この手順(呼いて吸う)を意識すれば、簡単に理解できるはず。
②吟題・作者名を称えても、体内に残息がある。
③一旦、鼻からの残息を呼いて、新たな息を吸うこと。
④そして、深く息を吸えば、必ず直ぐに吐き出したくなる生理現象が起こる。
⑤吸ったならば、僅かに鼻孔から漏気させる。これを「漏気充実」という。
⑥言い換えれば、「息をためる」ということ。
⑦そうすれば、腹圧のかけ方次第で、強弱緩急が可能となる。
  
調息で
発声の強弱緩急を
自由自在に調整
①吐くことは、声を出すこと。
②「調息」によって、発声の強弱緩急を、自由自在に調整することが体得できる。
  

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